地獄先生ぬ〜べ〜

往年の名作である
93年スタートということは もう20年近く経ってるのか……

えろまんが

設定は小学生だが レギュラーの女子はどー考えても小学生の体型ではない
あと、ミニの着物を着た雪女とか、裸がユニフォームの人魚とかがセミレギュラー
で、脱ぐ ほとんど脈絡もなく脱ぐ 最低でも2〜3週に一度は脱ぐ
最後の方になると鬼が「広範囲をパンツ一枚にする技」とか使ってくる

ぐろまんが

腐乱死体とか人体断面図とかふつーに出てくる
オチに見開きでグロイ絵を持ってきたりするので 油断ができない
「遠足に行ったらバスの運転手が輪切りにされた」くらいは日常なので レギュラー陣は全く動揺しない そのまま妖怪退治してハッピーエンドに持って行く 探偵モノのレギュラーと同様の現象か

玉藻先生はよいツンデレ

妖狐の玉藻先生は 最初敵として登場する ぬーべーにボコられ ぬーべーの強さの秘密「愛」を学習するためにつきまとうという設定
「あなたが死んでしまってはあなたの強さの秘密を知ることができない」とか言って手助けしてくれる まさにツンデレ


作者も判っているようで、簡単に言葉で説得されたりせず ぬーべーと対立や協力を繰り返しながら「愛」という概念を長い時間をかけて探っていった


最終的に、人間を殺して延命するか、廃人(廃狐?)になるかの選択を迫られ、廃人化する 常にクール&クレバーで通っていた玉藻先生が、ボロボロの浮浪者と化すこのエピソードは実に印象的だった


数ヶ月に一回しか出番のないセミレギュラーのくせに、長期シリーズで成長を描写するとか おそろしく贅沢なことやってる(w
主役であるぬーべーは 戦力的に第1話時点で完成しており、以降不敗なわけで 玉藻先生は成長物語という要素を主人公に変わって担当したともいえるだろう

ヒロイン

初期は律子先生が単独でヒロイン役だった 30話で雪女のゆきめが登場しその後は 三角関係が成立するまもなく あっという間に律子先生は蹴落とされた 作者的にはメインヒロインは律子先生で、ゆきめはゲストという配置だったのだろう 一度はゆきめを殺して完全退場させようとしたことからも、その思惑を読み取れる


が、結局ゆきめは復活し、ぬーべーの親が命がけでゆきめの親を説得して公認カップルとなる この路線の変更には、読者人気の影響があったと想像される 登場機会は律子先生の方が多い位なのだが、人気投票、ミスコンテスト等 読者投票では常にゆきめの方が上位に入っている 律子先生の役所が「ぬーべーのかっこ悪いところに行き会って ぬーべーをけなす」というもので これでは人気が出ようはずもない


コミックス最終巻ではゆきめとの結婚式まで挙げて、まさに大団円であった