銀の刻のコロナ

一応こっちも感想書いておくか
ユミナの続編」であること以上の価値はなかった 結局Eternalは一作目を超えられないでいる
ユミナの完成度はマグレだったのか

システム

敵はそれぞれ相性のよいキャラをぶつければ楽に勝てるのだが
力押しで倒す手間<相性の良いキャラを選んで編成する手間なので
結局パーティー組み替えとかほとんどしなかった
もしかすると各PTに別行動させず 全員一カ所に固めておけば すぐ編成できて楽に戦えたのかもしれないけど
それはそれで移動の手間が増える
単に移動するだけなのが結構なストレスになるくらい、インターフェイスが使いづらかった

シナリオ

周回ものの悪い面がいろいろ出ていた
一回倒したボスに出てこられても緊張感皆無だ
あと、2周目、3周目に1周目と同じ文を延々垂れ流すのは怠慢としかいいようがない

キャラクター

刻乃

メインヒロイン、唯一の感情移入対象
このキャラ以外は(主人公ですら)定期的に記憶がリセットされていくので
プレイヤーが視点を重ねられるのは刻乃さんしかいなかったりする
周回を重ねていく過程でデレていくのはちょっとかわいかった

コロナ

周回毎に性格が変わるのは「目新しいだけでダメな特徴」だとおもう
主人公がそれを認識して心を痛めるなら それは主人公とコロナの2人の物語として意味を為したかもしれないが
主人公も毎回記憶リセットされてるし 感情移入のしようがない


戦闘ユニットとしては対ボススキルが充実しており、不可欠の戦力だったが
よりによってラスボス戦で離脱して 見せ場をゲストのユミナに奪われる(w

リュミエル

戦闘に参加しないのも「目新しいだけでダメな特徴」といえる
プレイ時間の大部分が戦闘シーンなので 戦闘不参加は大きなマイナス要因である
ルート持ちヒロインが戦闘不参加なら、その理由は一章くらい使って劇的に描写しないと割に合わんのに
数click分の説明台詞で伏線回収終わらせやがった(w

そのへん、大番長の斬真兄は上手かったよな・・・

サブキャラ

リセットがかかる世界観なので それに抵抗できるキャラ以外は物語が全く進行しない
サブキャラは苦悩も、決断も、成長もせず 紹介イベントが終わった後は全く変化しない
各キャラに背景が設定してあるものの、それが物語に影響を及ぼすことはなく キャラ自身が変化することもない
脱ぎ要員以上の価値はない


各キャラに1章を裂いてドラマを描いたユミナとはキャラの深みに雲泥の差が出るのは当然

論説部

中途参加だが悪い意味でメインキャラを喰ってる
終盤になってから何の脈絡もなく参戦して「真の問題はこれです、解決策はこれです」と全部仕切り始める
それまでの標的が前座に格下げされたあげく、主導権も奪われて
コロナ世界の存在感が一気に希薄になる「今までの戦いは何だったんだ」的な徒労感
そりゃまぁユミナファンは喜ぶだろうけど「コロナ」という作品の評価を落としてるのも事実


こいつらと別の正義を主人公が提示して、真っ向から対立するくらいでないとドラマ的には盛り上がらないよね
まぁ、ユミナと敵対する正義ってのも相当な無理難題だろうけど


すでに世界を救えるレベルの戦力なので、バランス取りには苦労しているようだ(w
とはいえ、彼らの物語もすでに語られ尽くしているので ファンサービス&便利な解説役でしかない