太閤立志伝5

幕臣細川藤孝

これまでのあらすじ

織田家、三好家を吸収し、近畿・四国地方を抑えた足利家と
武田家、徳川家を吸収し、関東・東海地方を抑えた北条家
これまでは直接的な交戦を避けていた両者だが 
1578年末 北条側の奇襲攻撃によって ついに直接対決がはじまった

1579年(天正7)政治工作

毛利、島津と同盟組んでいる間に沼田城は落ちた

向こうから攻めてきたので朝廷工作は不要だが
上司(足利義昭)の許可を得る必要はある
将軍命令外の戦争で城を落とした場合 将軍直轄領になって、藤孝君の領土にならないからだ

二条城でお茶を飲んだ後 主命申し出 で 北条家を攻略対象にしてもらう
これで準場は万端 北条に目にもの見せてくれる

天命

天正7年というと 史実では武田家は勝頼の下で斜陽の時代
信玄麾下で活躍した名将が 長篠の戦などで次々に死んでいったタイミングである

このゲームでは、史実の寿命を超えたあたりから武将が死にやすくなる
藤孝軍団の主力は武田遺臣なので、こいつらがちょっと目を離すと病気になっていたりして気が抜けない
藤孝君は浪人時代に医術を極めており*1 適切な投薬をすることで部下を生き延びさせているのであった

1579年(天正7)躑躅崎館に移転

北条領は40以上も城がありかなり広い 
藤孝君の本拠は近江なので いちいちここから軍を派遣していては移動時間がかかりすぎる
というわけで、領土を端から削るのではなく、甲斐まで一直線で攻め込んで 躑躅ヶ崎館を確保
ここに兵士、鉄砲、金、米などを搬入
城塞拡張と補修を一気に行い 小田原に負けない堅城に仕立てた

人は石垣人は城 と語った信玄を真っ向から否定するムーブだが
武田遺臣たちの心境やいかに

1580年(天正8)対北条戦

甲斐を震源地として北条の城を片っ端から落としていく、やはり近いと楽だ
甲府から見ると小田原もそんなに遠くないのだが さすがに小田原城は固い
無策で突っ込むと損耗がシャレにならなさそうなので
しばらくは北条の支城を落とし、北条家全体の力を削ぐことに専念する

小田原攻め

北条領もだいぶ削って、残り数城となっていたが 小田原城は健在
物資が豊富すぎて10人がかりで放火しまくっても全然兵糧が減らない

どうしようかと思っていたら、北条氏康が小田原を空けた
どうやら同盟下の相模水軍が熊野水軍に攻め込まれたので援軍に駆け付けた模様

氏康も信長と同じ轍を踏んだか……
とはいえ、熊野水軍は藤孝君が口説き落として足利傘下となっているので
ここは九鬼嘉隆のナイスサポートと賞すべきか

氏康が兵の大半を引き連れていったのでスカスカになった小田原城を占拠
熊野水軍も無事に相模水軍の砦*2を落とした模様
ということは氏康の援軍も壊滅したということだ

北条氏の命運はここに尽きた

1581年(天正9)奥州仕置

北条をつぶしてしまえばあとは消化試合に近い、蘆名、伊達を順番に踏みつぶし
のこる南部は面倒だったので外交交渉で支配下に置いた
対等の同盟だった島津も 圧倒的国力差を背景とした交渉には逆らえず 足利家の支配下になった
天下統一である



実質的に天下を取ったのは藤孝君なわけだが
エンディングは義昭将軍を中心に進む
将軍は特に悪事も働いておらず
領土の治安もよかったので
いわゆる300年ENDとなった

黒川城は伊達攻めの拠点にした城なのだが 
思いで深い小谷城か、躑躅ヶ崎に拠点移動してから島津との交渉に行くべきだった と後にして思う
まぁ、藤孝君のキャリアで一番長かったのは京都の浪人時代なんだけどね

総括

臣下ENDは初めてかもしれない
城塞化した躑躅ヶ崎館は 結局一度も攻め込まれることはなかった
札収集率62.8% まだ先は長い

臣下ルートについて

武士ルートを大名で進める場合との差について考察する

部下の昇進上限

陪臣は上司より昇進できないので、自分が家老のままで進める場合 直接の部下の昇進上限は部将となる
家老と部将との主な違いは、戦争時の動員兵力と 城増築コマンドの有無

家老にできるだけの勲功のたまった部下を 直臣推挙>寄騎願い することで 実質的に家老の部下を持てる*3
この方法にも制限があり
寄騎は最大人数が決まっており、8人以上はつけてもらえない 
とはいえ、今回のプレイでは 家老が足りなくて困る という事態は特に発生しなかった

あと、謀反を起こした場合に寄騎は大名のところに帰る可能性が高い
謀反を起こすなら直臣推挙などしないで即謀反すべきである

城の支配権

これは前述のとおり 主命に従って攻めた城は手に入るが、勝手に攻め取った城は大名直轄になる
そもそもこのゲーム 大量の城を抱えてもメリットがほとんどない
一度返上すると二度と戻らないので、その点だけ注意だが
どのみち敵から1城でも奪い取れれば 以降はそれを拠点にすればよい

部下の押し付け

配下が多すぎてもフットワークが重くなるので、適宜直臣推挙することで家臣団の規模を抑制できる
大名でも城主・国主に寄騎派遣することで同様の効果を得られるが 一城主あたりの寄騎の上限が決まっているので多少使いづらい

外交交渉

朝廷への献金が直接行えないので多少面倒
部下を経由すれば朝廷貢献度を上げることは可能
勝手に同盟してもペナルティはないが、勝手に同盟破棄すると勲功が下がった

エンディング回収

エンディングの種類は全国統一した時点での大名のパラメータによって分岐する
自分が大名ならパラメータを操作して複数のエンディングを回収することも難しくないが
臣下ENDでこれを操作するのはほぼ不可能

結論

天下統一するだけなら臣下でもそんなに手間は変わらない
特定エンディングを狙って回収しようとする場合は大名のほうが有利

*1:医術5、神医

*2:三崎の砦

*3:もう同格の家老なので部下ではないが、部下同様に指令に従ってくれる