蒼天のセレナリア

オープニング

魅せるなぁ、世界の構成密度が濃い
さすがにliarなだけはある

主人公 コニー

刈谷さんの中の人だ
エロボイスとしては? だが
朗読やらせたら天下狙えるんじゃないだろうか……

エンディング

ひでぇ
伏線回収率が悪すぎ、ほとんどの謎が謎のまま
物語の発端である謎少女の動機が見えないのは致命的

ラスボスの行動が支離滅裂で、憎むことも共感することも出来ない
ラストバトルも暴れてる害虫を片付けた、レベルの達成感だ


映画予告編が一番おもしろいの法則
序盤に伏線とか謎用語とか出しまくって 読者の興味を引くのは定石ではあるが、
伏線を回収しきれなかった場合 期待感がそのまま失望感になる諸刃の剣
因果関係考えないでパーツから作っていったんだろうなぁ……


以下 超ネタバレ

歴史

ずっと昔

弟王、超巨大機関を建造 緑本を起動キーとする
弟王、出奔 各地を放浪 盟約を広める
弟王、北央帝国を建国


北央帝国に狂える黒竜王来襲、弟王と相討ちに?
世界の水殻 発生

一世代くらい前

ディーラ・ドゥーラ 水殻の向こうへ旅立つ
蒸気王、ディーラ・ドゥーラの後を追う
バイロン 皇帝騎の建造を始める

10年前

バイロン、コニーに暗示をかけ 野に放つ
バイロン、ゼーズロムを回収 部下にする

直前

ヤーロ 帝都に侵入し 緑の本を盗み出す


・・・ダメだ、リストにしても因果関係が見えねぇ(泣

背景分析

コニー

蒸気王とローラの子? バイロンに拾われ、ローラの後を追うように暗示をかけられる
だとすると、ディーラ・ドゥーラの物語は たかだか十数年前の物語と言うことになる
蒸気記録から抹消されたとはいえ、覚えてる人間くらい いるんじゃないだろうか

シェラ

金の瞳は弟王の子孫の証? カルやネーエルの金瞳も同様と思われる
初代皇帝の子孫が被差別民族に成り下がっている理由は不明

カル

皇室分家の末裔、バイロンに一族根絶やしにされて復讐の鬼と化す
一人だけ見逃されたのは、ゼーズロム同様、皇帝騎の起動に使うつもりだったのだろうか
復讐鬼にするより、妹を人質に取って操り人形にした方が楽だと思うんだが・・・
緑本を持たせたままにしておく理由もない

ヤーロ

世界の水殻を泳ぎで突破
帝都に侵入して緑本を強奪する
緑本を国外に持ち出したいバイロンの策謀?
バイロンにだまされたと仮定しても、
コニーに本を預けることや、黒迷奇城に向かうことが
彼女にとってどんな意味を持っていたかが不明のまま

蒸気王

世界を汚した責任を取るため、改造人間になって帝国と闘う科学者(笑
目的はバイロンの阻止?
バイロン見つけても殺そうとしなかったけど!
コニーは問答無用で殺そうとしたくせに!


「世界に対して責任を取る」とか偉そうなこと言ってたわりに
あそこで若造(カル)一人と引き替えに命を投げ出すのは一種の責任放棄ですらある
あげく 一方的に「後を託す」とか言い出す始末 
助けた当人に託すならまだわかるけど、その場にいない方に託すし

エイダ

バイロンの子 バイロンはローラに惚れてた節があるので
エイダがバイロンとローラの子だったりすると
コニーとエイダは本当の姉妹と言うことになって面白い
ただ、作中にそんな描写はなかったとおもう