マテリアルブレイブ

見所は菊池さんの絵だけ 地雷と言わざるを得ない

シナリオ

攻略対象ヒロインは5人だがシナリオ分岐はなし
つまり各ヒロインはシナリオ本筋に絡んでこないので 終盤は空気と化す


また、好感度upはレベル上げと排他なので 同時攻略に制限がかかる
ほんのちょっとのヒロイン差分を回収するために 代わり映えのしないメインシナリオを何周もする羽目になる


近未来劇なので、政治とか企業とかいうキーワードがそこかしこに出てくるが、ディテールが甘すぎて萎える
アクションゲームの背景描写なんてフレーバーなわけで、不味い味付け加えるくらいならカットしたほうがよかった

アクション

アクションシーンは4頭身くらいのデフォルメキャラが動き回るわけだが・・・これが かわいくない
かわいくないデザインのSDキャラがうねうね動いて 正直気持ち悪い


アクションゲームとしてみた場合、敵の行動の隙が小さすぎて「敵の攻撃を回避して反撃」が割に合わない
自然とこっちの行動は「とりあえず殴って 当たったらコンボ、ガードされてたら逃げる」というパターンになるが
これだと相手が誰でもやることは同じなわけで、大味な展開にならざるを得ない

システム

マップ探索して敵シンボルと遭遇したらアクションで戦闘 と言う流れなのだが
探索部分は非常に良くできていた

宝探しやら突発クエストやら、単調にならないようにいろいろ仕込んであったし
地図の未踏部分を埋めていくと自然にレベル上げにもなるわけで
この部分でゲームの楽しさの8割くらい稼いでる

ヒロイン

先述のようにメインシナリオが一本道なので個別描写が少なく、キャラへの感情移入がしづらい
定期的に主人公争奪のハーレム的な掛け合いが発生するが 5回も6回も繰り返されると飽きる


サブキャラの出来は良い 学生会の先輩とか、友達の彼女キャラはメインを喰う勢いだが
サブにメイン陣が負けるのは構成としてダメだ


特筆すべきはメインヒロインである叶の声の演技
声優あんまり気にしない派の私ですら「声なしの方がいいんじゃね?」と思わせるレベル